こたえは、日本式鍼灸ではほぼNOです。
そのほかの鍼灸スタイル、例えば中国式だと、すこし(日本人にとっては)痛いかもしれません。私は香港に住んでいた頃、中国本土式の超トラディショナルな、ぐいぐい太い針を入れるクリニックに行ってしまい、あまりの強さに脂汗を流した経験があります。
(ちなみに私は痛みにものすごく耐性が高く、盲腸になったとき、3日位「あれ?ちょっと痛いかな」程度の感覚だったので病院に行くのが大幅に遅れて、あやうく死にかけた経験があります。)
香港だといろんなスタイルがあって、台湾式、香港式、韓国式、日本式も中国本土式もあります。この脂汗経験の後は、私は台湾式に変えました。
が、中国人に言わせると、鍼は痛いもの。だから効くんだよ!と。
No pain, no gain って感じでしょうか。
アメリカ人はだいたい皆すごく痛がりで怖がりです(←個人の感想ですが、マッチョな感じの男性に痛みに敏感な人多し!)。でも、だいたいアメリカの鍼灸師は日本製の鍼か、韓国製の鍼を使っていて、細めの針を鍼菅を使って入れていきますので(日本が誇るセイリン社はアメリカでも大人気!)、あまり痛くありません。
フランスでは、まだ鍼灸クリニックに(患者として)行けていませんが、こちらは俄然、中国式が主流なので、鍼菅未使用で太い針をぐいぐい行くみたいです。私は過去ぐいぐいされた経験から、ちょっと勇気がでません。なので日本式の鍼灸クリニックにもうすぐ行く予定です。
ちなみに、私は、自分が患者側としてアメリカの鍼灸院に行くと、「利き鍼(?)」が出来るため、中国製の針を使用されるとすぐわかります。鍼が入るとき(切皮といいます)の感覚が中国の鍼は少しシャープで、日本のは柔らかいのです。体調にもよりますが、たまに「すみませんがセイリンあったら変えてもらえますか?」と担当者さんにお願いして、変えてもらったりもします(←わがまま患者)。
セイリンさん製の日本鍼は、針先がよーーーーく見るとまるくなっているそう。
かたや中国製は、「気」を得るため、意図的に鋭く作られているようです。
「気=Qi(英語:チィと読みます)についてはおいおい書いていきます。
そんなソフトでやさしい日本鍼灸でも、まあたまに痛い箇所はあります。
100%無痛を保証することは難しいです。
痛点や、皮膚の具合は人により千差万別で、30-40本とか鍼をうてば、そのうち数か所はちくっと感じる事があるのは、ご理解頂きたいと思います。とはいえ、注射のような「わ!ちくっ!」では絶対なく、「あれ?今ちょっとちくっとした?」って位です(わかりにくいかな…)。アメリカ人の患者様は、よく「蚊に刺されたような感覚」とおっしゃられていました。蚊に刺されてる最中に気がついたことがない私には「??」なのですが、そんな程度らしいです。
また、身体が緊張していると、必要以上に反応して過敏になっている場合もあります。
鍼灸治療が初めてで、緊張されていらっしゃる方は、治療時にほぐしてリラックスしてもらってから鍼をうちます。
「患者様の痛みを最小限にするのは鍼灸師の役目」と思っております。
でも顔の筋肉はとても小さくて、かつ緊張して硬直(?)している部分も多いので、鍼を入れるどころか触れるだけで「あー‘’痛気持ちいい」とおっしゃられる場合も多くあります。そんな箇所は、鍼を入れる際、少し強めに反応するかもしれません。
が、鍼灸でゆるめてあげると、術後信じられないくらい軽くなります。
(やみつきになるので私も自分にいつもやっています。)
ちなみに写真は、私が患者として日本で施術されているときの写真。
おでこのラインがすごいです。
施術中の痛みについては、細やかにコミュニケーションしていこうと思います。
フランスに住んでいても、繊細な日本人の感覚を忘れずにいたいと思う今日この頃です。
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