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Surgery is back? 美容整形?アンチエイジング戦略ノススメ

Updated: Mar 14, 2022


先日、フォローしている米国の整形外科医師 Dr. Karam のyoutubeによると「最近(コロナ前と比べて)の美容外科トレンドは、ズバリ(プチ整形じゃなくて)がっつりした外科手術。」だそう。 しっかり症例数などもあげて、業界のトレンドが整形に戻ってきているとおっしゃられています。


Youtubeはこちら↓ 

(英語版しかないのですが。。。)


彼はここで、主な原因として、人々の「プチ整形離れ」をあげています。プチ整形は手軽だけど結局持ちの悪さと根本的解決にはならないので「結局はコスパが悪い」って話をされておられ、フィラー(コラーゲンやヒアルロン酸などの注入など)、糸リフトなどは、カラダの中で数か月で溶けちゃうから意味なくね?みたいなことをおっしゃられてます。


彼自身が外科医出身で、整形を得意にされておられる背景と(外科処置すすめるよね)、外科のがもちろん価格も高く儲かるから外科について語りたいというのがあるでしょうけど、外科に人々が今戻っているというのは納得です。なぜならコロナだから! コロナで、暫く人に会わなくてもいい(=しっかりダウンタイム取れる!)、しかもマスクしてるから変化がわかりにくいという、特殊な環境・状況は、思い切って外科手術をやっちゃえるまたとない(?)チャンスという女性(や男性)が増えても、驚くには値しません。手術して変化があっても数か月以上会っていない人には「コロナ中にやせた」とかなんとでも言い訳ができる気もするし。


ぶっちゃけ「早く確実にこのあごのたるみをなくしたい!」ということであれば、外科手術は決して忌むべき選択ではなく、オプションの一つとしてありと私も思います。コストはお高いですが、確実にたるんだ部分をさくっと切ってしまうため、確実なリフトアップ効果は、他に追随するものはないとも思います。


知人の外科医曰く「たるみの兆しが見えたら(外科手術を)40代くらいでやっとくと、将来のたるみかたが、全然遅くなる」とのこと。要は顔の下半分の皮下脂肪を重く抱えたままたるんでいくのと、早めに顔下半分の負荷を軽くしたるみを slowにするのとでは、その後のたるみ方に差が出るのは道理かなとも思います。

ですので、私は外科処置という選択を、決して否定いたしません。


ですが、それを決める際、戦略として知っておかないといけないことは(そして外科医があまり説明しないことは)、顔のエイジングの問題というのは「たるみ」だけではないということです。


外科処置をしたら「あなたの」エイジング問題は何割解決するのか?を把握する必要があるということです。


上で言った通り、「たるみ」を切るのが「リフティング外科手術」です。まあたるみが原因でより悪化する、大きな構造上のしわ=ほうれい線やマリオネットラインも、たるみを取れば改善が期待できますが、消失してなくなるわけではありません(急にこれらと切りすぎてなくすと、かえってアメリカの昔の整形顔みたいな、不自然な表情になることもあるので要注意)。あと、骨格の変化(骨も年齢により形状が変わります)による、くぼみや下降などは、切る処置では基本的な解決は難しい場合もあります。そうするとフィラーやボトックスを重ねてやることになり、なかなかコストと維持がかかりますが効果には限界があります。


他にもアンチエイジングでチェックしないといけない重要な部分は、しわ、肌の質=明るさ、キメ、均一感など、です。これらの要素は、もしかして「あなたの」顔のエイジング要素の中で、たるみよりも大きな役割をしめているかもしれません。


じっくりと、ご自分のお顔を観察されてみてください。

しわ、しみ・肌の質感、たるみ、どの要素が一番、ご自身のお顔のなかのエイジングを加速する要素となっていると思いますか? 

これって、毎日鏡を見ているご本人や、身近なご家族には客観的に判断するのが実は難しいので、専門家に聞くと良いのですが、カウンセリングで美容外科とかに行っても、外科を進められるのは避けられません(=それが彼等の商売なので、しょうがないですよね。。。)。なので、複数の異なる専門家(外科、皮膚科、鍼灸師、はっきりものを言ってくれる友人知人など)に聞いて、客観的に分析してみると良いと思います。


もし、肌質(しみ、均一感、きめ、乾燥、小じわ)の問題が大きな比重を占めている(=それらを優先すれば、いちばん顔が若返ってみえる)と思った場合、先にやるべきことは肌質改善です。(たるみはあとに取っておいても良いのかもしれません。)これだけで、たとえばマイナス5歳、10歳が達成できるなら、手術などは最後の手段として取っておくことができます。そして、肌質改善というのは一番実は難しく、改善に時間もかかり、個人差が激しく、生活習慣の改善、栄養、ストレスやいろいろな要素が折り重なって前進していくものなので、それこそ専門家の助けが必要だったりします(でもだいたい皆自分で解決しようとしてしまいますよね)。スキンケアだけで肌質改善問題が解決すると思ったら、実は大間違いだったりするわけです。


ちなみに美容鍼は、上記で言った「すべての要素」にマイルドに働きかけるものなので「アンチエイジングの朋友」と言ってよいという絶対の自信が私にはあります。美容鍼を中心として、肌をベターな状態で維持している50代の私が言うので説得力あるといいなと思いますが :)... ちなみに私の場合、結果として、10年前より今のが若く見えます(笑)。


まあ、予算は限りなくあるから、肝細胞移植、美容整形手術とフォトフェイシャルとRFウルセラとボトックスとフィラーを一気にやりたい!って場合、止めません(笑)。でも、肌質にように、じっくり育てて、つきあっていかないといけない事項は、一生続くものですし、時間もかかるもの。そう思って「美に魔法の杖なし」と思って挑んて頂ければと思います。


とりいそぎ、自分のエイジング具合と、予算配分と優先順位をもって、戦略的に進めることをお勧めします。 (肝細胞についてはあたらめて別途書きますね!)



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